Society5.0の実現を目指しIoTをけん引します

設立の趣旨

EPFC Purpose of Establishment

At the time of establishment

Problem Awareness

アプリケーション毎にカスタマイズしたIoTエッジシステムを開発・運用するのは開発コスト、期間、メンテナンスの観点から大きな課題です。
IoTエッジシステムを安価に短期間に開発可能とする共通の基盤(プラットフォーム:PF)が求められています。

Purpose of Establishment

EPFCでは、IoTエッジシステムの開発効率を改善する事を目的に、共通の基盤となるエッジプラットフォームを定義・構築することを最終目的に活動します。

EPFC Expected Effect

多種多様な用途に応じたIoTエッジシステムの開発が短期間で、低コストで実現可能になります。
IoTエッジシステムの普及とIoT市場の拡大を図ります。EPFCの各種活動を通じた、ビジネスパートナーとの交流・協調が可能です。

About EPFC

At the time of restart

EPFCは2017年6月に任意団体として発足し、2019年5月に一般社団法人に移行して以来、エッジを中心としたIoTプラットフォーム構築へ向けて、各種セミナー、勉強会、シンポジウムの開催、IoT関連団体との連携活動や実証実験を含めたビジネス・技術両面の活動をワーキンググループ主体で進めて参りました。現在、会員数は56機関で運営しております。しかし、エッジを中心としたIoTのプラットフォーム化の関心度と期待度は高まってきましたが、実際の実用化、事業化といったビジネスでは、投資対効果や業界囲い込み型のシステムが主流であり、幅広く社会実装させるためには参入障壁が高く、十分とは言えないのが現状です。とりわけ、中小企業においては、大企業に比較して、IoT導入の遅れが顕著な状況にあると言えます。

EPFC Current Stuation

    • 会員が自由に使える共通の基盤となるエッジプラットフォームがない
    • 会員に具体的にIoTエッジシステムの普及を訴求できない
    • 具体的な実証実験(PoC)ができない、ディファクト化や標準化ができない
    • コスト・パフォーマンスの観点から参入障壁が高く、採用できない(中小企業など)

EPFC SIP Phisical

一方、SIPフィジカルはCPS(Cyber Physical System)を用いたSociety5.0の実現に向けてサイバー空間とフィジカル空間を連携させることができるエッジに重点を置いたエッジプラットフォーム(以下「エッジPF」という)を開発し、社会実装することにより、フィジカル空間処理のコストと開発期間を大幅に削減し、かつ中小・ベンチャー企業を含む産業界を活性化していく研究開発を推進しています。さらに、研究開発した成果を普及させるために社会実装・事業化を目指した出口機関としてエッジコンソーシアムという組織をつくる構想を進めてきました。

EPFC SIP Phisical Area

これら二つの組織の目指す目的と方向感に関しては共通点が多く、また、乱立気味のコンソーシアムをさらに新規に設立するのは望ましくないという認識のもと、これら組織を統合して、ひとつの組織として運営することのメリットが多いという判断になりました。そこで、SIPフィジカルからの要請により、既存のEPFCにSIPフィジカルの各事業者が加わる形で新組織として再スタートすることにしました。

EPFC New Image

EPFC Image

EPFC Effects

    • SIPフィジカル成果のエッジプラットフォームをオープンに使用できる(短期間、低コスト、省人)
    • 完成したエッジプラットフォームの社会実装や普及促進が可能となる
    • 既存会員と各SIPフィジカル事業者間との新たな連携が可能となる
    • 国内外のコンソーシアムや団体との連携が促進され、ディファクト化や標準化が可能になる
    • 新規事業創出と新市場形成などのビジネスチャンスの拡大できる
    • 各SIPフィジカル事業者はSIP終了後も改良や普及活動を継続できる

EPFC New Policy

会費などの基本的なコンソーシアムとしてのフレームワークは変更ありません。また、従来から実施していた各種セミナー、勉強会、シンポジウムの開催やワーキンググループ主体で進めてきた調査、実証実験などの各種活動はそのまま継続します。さらに、SIPフィジカルの研究開発を推進している事業者が新EPFC内に各部会を作って、EPFCの活動に加わることになります。新設した事業開発部会は各事業者がSIPフィジカルで開発した成果を社会実装するために活動するとともに、SIPフィジカルの期間終了後も開発を継続します。同じく新設したエッジ・ソリューション推進普及部会は事業開発部会、ワーキンググループ活動部会と連携して中小企業などのエンドユーザーの開拓のために、ビジネス・マッチング活動を推進していきます。