デジタル社会の中ではすべてのものがデジタル技術をベースにしており、急速に増加するエッジシステムが直接に間接に”Green by Digital”を支えていることに疑いの余地はない。カーボンニュートラルを目指す中でエッジシステムが果たす役割を認識する必要がある。 今回のEPFCシンポジウムでは、カーボンニュートラルを目指す各分野の取組みを理解することでエッジシステムの役割を確認する。
プログラム:(予定) 13:00~13:05 開催挨拶:EPFC益理事長 13:05~13:50 基調講演: 「グリーンイノベーション時代における研究開発」 国立大学法人東京工業大学 学長 益 一哉 様グリーンイノベーション時代が到来し、デバイス/半導体のグリーン化も強く求められている。国のグリーンイノベーション戦略は、グリーンを実現する技術と共に、新たな市場形成による経済効果も狙う。実現を目指す為には、グリーン社会の市場価値を創り出すバリューチェインの重要さを理解した総力戦が必要になる。一見グリーン市場価値から遠いデバイス/半導体の立場にありながら価値創造を意識したグリーンイノベーションを起こす研究開発活動の重要さを主張する。
13:50~14:35 講演1:「デジタル時代の社会・産業構造:デジタルアーキテクチャデザイン」 慶応義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科 教授 白坂 成功 様カーボンニュートラルを実現する上でデジタル技術の活用は必須であり、エッジシステムはその根幹をなす技術の一つである。しかし、デジタル技術を活かしたカーボンニュートラルを実現するには社会・産業構造をリ・デザインする必要がある。本講演では、デジタル時代の社会・産業構造をデザインするためのデジタルアーキテクチャデザインについて事例を交えて解説する。
14:35~15:20 講演2:「カーボンニュートラルに貢献する水素エネルギーの役割とその実現に向けた取組み」 東芝エネルギーシステムズ株式会社 技師長 佐藤 純一 様2050年カーボンニュートラル宣言以降、世の中は大きな変化を迎えている。まず、カーボンニュートラルに向けた世の中の動向を示すとともに、カーボンニュートラルにおける水素の位置づけ、意義を概説する。さらに、水素エネルギー社会の実現に向けた東芝の取組みを、CO2排出ゼロ、CO2リサイクル、CO2フリー水素活用の観点で紹介する。また、現在取り組んでいるIOT活用の一環を紹介する。
15:20~15:30 休憩 15:30~16:15 講演3:「通信・エッジコンピューティング分野におけるNEDOの取組について」 新エネルギー・産業技術総合開発機構 IoT推進部 部長 有馬 伸明 様5Gをはじめとする通信やエッジコンピューティングに関して、NEDOが取り組んでいるプロジェクトをご紹介しつつ、“Green by Digital”について考えます。
16:15~17:00 講演4:「 エッジシステムを駆動し、その進化を支えるパワーデバイス」 三菱電機株式会社 パワーデバイス製作所 開発部 主席技師長 寺島 知秀 様エッジシステムは一定のクローズした環境でデーターを処理し動作するため、リアルタイム処理に対応できるms以下の処理、さらには機器類を安全に動作させるためのµsレベルの処理を実現するために必須のシステムと言える。このクローズしたエッジシステムに電力を供給、あるいはモーター・アクチュエーターを駆動するためにパワーデバイスが不可欠である事、さらにパワーデバイスの性能向上がエッジシステムの進化を支えている事を概説する。
17:00~17:05 閉会挨拶:EPFC齋藤事務局長 参加方法:以下のURLからお申し込みください。 ※今回参加費のお支払いは、お振込みのみとさせて頂きます。 大変申し訳ありませんが、参加お申し込み後、事務局より請求書を発行させて頂きますので期日までに指定口座へ参加費をお振込みくださいます様お願い致します。 お申し込みURL:https://epfc.skr.jp/events/sympo2022winter/ お申込締切:印刷用チラシ:https://epfc.skr.jp/wp-content/uploads/2022/01/EPFC_Symposium-2022_Winter_r5.pdf